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「足柄梨」使って“ご当地サイダー”

話題 | 神奈川新聞 | 2016年4月20日(水) 02:00

森永牛乳小田原販売が発売した「足柄梨サイダー」(守谷代表提供)
森永牛乳小田原販売が発売した「足柄梨サイダー」(守谷代表提供)

 県西地域で古くから栽培されている「足柄梨」を広めようと、森永牛乳小田原販売(小田原市荻窪)が足柄梨を使ったサイダーの販売を始めた。県立吉田島総合高校(開成町吉田島)の生徒が栽培・収穫した梨を活用。果汁に含まれる渋みをそのまま生かし、懐かしさを感じさせる味に仕上げた。

 「きれいでおいしい水が豊富な県西地域では、昔から多くの農家が梨を栽培してきた」。同社の商品を企画する「UMEMARU Inc.」の守屋佑一代表(27)は説明する。明治末期から現在の小田原市や大井、開成町の地域で「豊水」や「幸水」「長十郎」などが栽培され、「足柄梨」という総称で販売されているという。

 ただ「積み重ねてきた歴史に比べ、あまり知られていないのが現状」と守屋代表。同校のOBでもある守屋代表は昨夏、同校生徒が栽培・収穫したレモンを使い、「吉田島レモンサイダー」を企画。5カ月間で6千本を売り切った実績を持つ。足柄梨の知名度アップを狙い、再び“ご当地サイダー”を企画した。

 生徒が昨秋に収穫したもののうち、傷がある加工用の梨を活用。梨本来の味を感じてもらうため、砂糖をあまり使用せず、果汁に含まれる渋みを生かした。「夏の日に食べた梨の味を連想させる、どこか懐かしい味」と表現する守屋代表は「1年を通じて足柄梨の味を楽しんでほしい」と期待している。

 足柄梨サイダー(1本340ミリリットル)は250円で、6千本を販売。小田原市内と開成町内の計2店舗で取り扱っている。問い合わせは、守屋代表電話080(5658)5119。

 
 

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