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どうする東急沿線のまちづくり 川崎でシンポ

話題 | 神奈川新聞 | 2016年4月17日(日) 02:00

駅周辺のまちづくりをテーマに開かれたシンポジウム=宮前市民館
駅周辺のまちづくりをテーマに開かれたシンポジウム=宮前市民館

 川崎市内の東急沿線のまちづくりを考えるシンポジウムが16日、宮前市民館(同市宮前区)で開かれた。地元住民ら約90人が参加し、駅周辺の空間活用事例や課題などを学んだ。

 昨年6月、持続可能なまちづくりを目指して包括連携協定を結んだ市と東急電鉄が企画。東京工業大の屋井鉄雄教授が講演し、直上に病院のある東急線大岡山駅(東京都大田区)や植物園のあるスペインの駅など国内外のユニークな駅を紹介した。

 川崎市内にも坂の上にある鷺沼駅や、坂の下で幹線道路と交差する宮前平駅、坂の途中の宮崎台駅など複雑な立地条件の駅があると解説。屋井教授は「地元の課題を共有しながら、鉄道会社だけでなく地域や行政も含めた議論が必要」と指摘した。

 パネルディスカッションには、宮前区の野本紀子区長と同区全町内・自治会連合会の持田和夫会長、横浜国立大の中村文彦副学長、東急電鉄の鉄道事業本部長が登場。「駅周辺に何があれば魅力的か」というテーマでは、「高齢者が通える大きな病院」「坂の上でも来られるよう、電動自転車やバイクの収容スペース」が挙がった。区役所や図書館などの公共施設も必要とし、「行政機能だけでなく、人が交流できる場所があれば災害時にも役立つ」といった意見も出された。

 
 

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