川崎市中原区のモトスミ・ブレーメン通り商店街青年部がご当地グルメを開発した。ドイツの屋台料理「カリーブルスト」をアレンジしたもので、ソーセージにドイツカラーの「黒・赤・黄」のオリジナルソースをトッピング。5月1日のイベントで販売予定で、同商店街は「『ブレーメン』の名の通り、ドイツらしさを前面に出していきたい」とPRしている。
東急線元住吉駅西口から始まる同商店街は1990年、グリム童話「ブレーメンの音楽隊」の舞台となったドイツの町並みを目指そうと、現在の名称に変更。91年にはドイツ・ブレーメン市のロイドパサージュ商店街と友好提携も結んだ。
今年は25周年の節目となるが、ドイツらしさはいまひとつ。青年部部長の内田高広さん(35)は「『ブレーメンの音楽隊』像があるくらいで、ドイツ料理や民芸品の店などはなく分かりづらい」と明かす。
ドイツのイメージを定着させようと、2014年に開発した地ビールに続き、ソーセージにカレー粉とケチャップをかけた「カリーブルスト」をアレンジ。イカスミ(黒)とトマト(赤)、カレー粉(黄)のオリジナルソースをかけたご当地グルメ(500円)を発案した。イベント後も月1回のペースで販売予定で、内田さんは「ゆくゆくはドイツ人が興味を持って来てくれたり、ドイツの物産展を開いたりできたら」と意気込んでいる。
イベントは商店街中央広場で正午~午後3時。「ドイツ戦隊ブレーメントリオン」のお披露目や、ブレーメンバンドの演奏もある。問い合わせは、商店街事務所電話044(422)3626。