食文化の継承や地域活性化を願う「食の神フェスティバル」が10日、三浦市三崎の海南神社で開かれた。市観光協会などの主催。境内に祭られた食の神の相州海南高家神社社殿前で包丁供養祭を執り行った後、手を触れずにマグロをさばく包丁式が神楽殿で披露された。
地元のマグロ料理店の料理人阪井義信さんが包丁人を務め、まな板に載せた5・5キロのキハダマグロを包丁と箸だけを使って厳かにさばいた。さばかれたマグロは社殿に奉納された。
境内では、市内の飲食店が腕を振るった奉納料理や菓子を展示。面神楽や中国雑技も披露され、観光客らが楽しんだ。