1. ホーム
  2. ニュース
  3. 話題
  4. 八丁畷の歴史に光を 地元住民が無縁塚再整備

八丁畷の歴史に光を 地元住民が無縁塚再整備

話題 | 神奈川新聞 | 2016年4月10日(日) 02:00

再整備された八丁畷の無縁塚の完工記念式で献花する関係者=川崎市川崎区
再整備された八丁畷の無縁塚の完工記念式で献花する関係者=川崎市川崎区

 京急線八丁畷駅前で旧東海道の歴史を伝える無縁塚(川崎市川崎区下並木)が、地元の町内会員らを中心に再整備され、完工記念式典が9日、開かれた。雑草が生え、寂れていた塚を「魅力あるものにし、誰もが歩きたくなるような旧東海道にしたい」と3年越しの活動が実った。

 八丁畷は、8丁(約870メートル)にわたるまっすぐな一本道の意。川崎宿の外れにあり、江戸時代の人骨が戦後、道路工事などでたびたび発見された。震災や大火、飢餓などで亡くなった身元不明の人々を街道の並木に埋葬したと推定されている。

 市と地域の人々が1934年に供養塔を建て、地元の下並木町内会が中心になって毎年5月の第4日曜に供養を行っている。「かわさき区の宝物」にも選出されているが、雑草や木が生い茂っていた。

 川崎西部まちづくりクラブ(大蔵明男代表)が3年前、歴史ウオーキングの盛り上がりに合わせ、「無縁塚の魅力向上計画」を発案。同町内会の瀧浪誠会長を代表に「無縁塚整備の会」が発足し、約420万円の寄付金を集めた。昨年3月と今年3月の2期に分けて整備。周囲の柵を外して地盤の石敷きを替え、背後に竹垣などを設置して明るく開放的にし、市教育委員会が解説板を設置した。

 式典には地元や京急電鉄、観光・行政関係者ら約50人が参加。瀧浪会長は「多くの方のご協力で整備できた」とあいさつし、市観光協会の斎藤文夫会長は「東海道を歩く方の大きな話題になる」と期待した。同クラブの石渡稔也副代表は、「(2023年の)川崎宿400年に向け八丁畷に改めて光を当てたかった。18年後の建立100年に向け、保存の会を設立し、若い人に地域の歴史を引き継いでもらいたい」と話していた。

こちらもおすすめ

旧東海道に関するその他のニュース

話題に関するその他のニュース

PR
PR
PR

[[ item.field_textarea_subtitle ]][[item.title]]

ニュースに関するランキング

    アクセスランキング