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座間の大凧制作始まる 骨組みに伝統の技

話題 | 神奈川新聞 | 2016年3月21日(月) 02:00

大凧の骨格を組み立てる保存会員=座間市の相模川河川敷
大凧の骨格を組み立てる保存会員=座間市の相模川河川敷

 端午の節句にちなみ、座間市の相模川河川敷で5月に舞い上げる大凧(おおだこ)の制作が始まった。20日も河川敷の相模川グラウンドに地元の保存会員14人が集まり、伝統の技術を駆使して骨格の組み立てに励んだ。

 大凧は完成すれば、102畳(13メートル四方)、重さ1トンに達する。書き入れられる今年の巨大な文字は、「凱(がい)風(ふう)」。「初夏のやわらかな南風」を意味し、子どもの健やかな成長を願う気持ちを込めて大空に浮かべる。

 保存会は、大小まちまちの竹約150本を用意。水分を抜いて弾力を増すため、仕入れから3カ月ほど乾燥させた。重すぎれば揚がらず、軽すぎれば壊れる。重量と強度の釣り合いは、古参の経験で導き出す。

 この日、一本一本を格子状に組み合わせ、麻縄で結わえ付けていった。駆使するのは、「ロ」の字状の伝統の「箱結び」だ。この道47年で保存会制作部長の大矢憲一さん(71)は「この工程できっちり結んでおかないと、凧がゆがんで揚がらない。始めから気を抜けません」。結び目は合わせて2500カ所にもなる。

 4月にこの骨格に和紙を貼り付け、「凱」を太陽を表す赤色で、「風」を大地を表す緑色でそれぞれ書き入れる。凧の表面に揚がり具合を調整する糸目を47本取り付けて完成する。

 座間の大凧揚げは江戸時代後期から続くとされ、5月4、5の両日に100~150人がかりで引き揚げる。

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