
県立フラワーセンター大船植物園(鎌倉市岡本)で、同園が育成した独自品種「玉縄(たまなわ)桜(ざくら)」が満開の花を咲かせている。2月上旬から咲き始めるため“早咲きのソメイヨシノ”ともいわれ、見ごろが長いのが特徴。
玉縄桜は1969年からソメイヨシノの実生を育て、90年に農林水産省で品種登録。早咲きの河津桜やヒカンザクラなどは赤みが強いが、薄いピンクでソメイヨシノによく似ている。
園内には19本が植えられており、山本恭介園長は「週末まではなんとか満開が楽しめると思う」と来園を呼び掛けている。
入園料は20歳以上(学生除く)350円など。問い合わせは、同園電話0467(46)2188。