よみうりランド(川崎市、東京都稲城市)に18日オープンするものづくりをテーマにした新遊園地エリア「グッジョバ!!」が完成し、3日、報道陣に公開された。自分でパーツを組み合わせた車に乗ったり、自分だけのオリジナルの焼きそばを作ったりして、戦後日本の経済成長を支えたものづくりが体感できる。
コクヨ、日清食品、ワールド、日産自動車などと協力して「文具」「食品」「ファッション」「車」をテーマにした四つの建物「ファクトリー」を建設。自分でバンパーなどを車に取り付けて試験走行したり、自転車やボートをこいで自分のイニシャルの入ったニット製品を編んだりできる15機種のアトラクションが用意された。
自動車から高さ約4メートルのロボットに変形する「CI(サイ)RA(ラ)」の展示、全長1100メートルを電気で走るゴーカート、屋内コースターのほか、具材などを自分で選んでオリジナルの焼きそば「U.F.O.」を作るなど4業種のワークショップも用意されている。
建設費は約100億円。年間来場者は30万人増を見込んでいる。同社は「ものづくりをテーマにしたのは、おじいちゃんとお孫さんなど3世代で楽しんでほしいから。受け身ではなく、車のパーツを選ぶなど積極的に行動するアトラクションも目指した」と話している。
同エリアの開業に伴い、ワンデーパスは、大人5400円、中高生4300円、3歳~小学生3800円。