よこはま動物園ズーラシア(横浜市旭区)でリカオンの赤ちゃんが誕生した。4頭が人工保育ですくすくと成長しており、5日からの一般公開を予定。合わせて愛称投票も実施する方針で、同園の担当者は「愛らしい赤ちゃんに会いに来て投票してほしい」と来園を呼び掛けている。
同園によると、1月5日夜に5頭が誕生。母親が世話をする様子が見られなかったため、翌6日に人工保育に切り替えた。1頭は死んだが、残り4頭は順調に成長しているという。
絶滅危惧種のリカオンはペインティッド・ドッグとも呼ばれ、茶、黒、白のペンキをぶちまけたような模様や大きな耳が特徴的だが、まだ幼い4頭は耳も小さく、「まるで子犬」と担当者。訓練で展示場に出した際には、4頭でじゃれ合うなどほほえましい様子が見られたという。
一般公開はアカカワイノシシの屋内展示室で、3月5日以降の毎週土曜日午後1時半から同2時までの約30分間限定。暖かい日はリカオン展示場で公開する。愛称募集は5日から12日までで、投票場所はキリン屋内展示場。問い合わせは同園電話045(959)1000。