安心して暮らし続けられる地域社会づくりが課題となる中、見守りや助け合いの大切さを幅広く呼び掛けるイベントが27日、川崎市川崎区東田町の同区役所で区民ら約100人が参加して行われた。川崎区が企画し、多くの応募の中から選ばれた標語の優秀作品が発表されたほか、見守り活動報告やミニコンサートで交流を深めた。
区は地域福祉の啓発の一環で初めて標語を募集。区民らから寄せられた1697作品の応募の中から19の優秀作品が発表され、表彰式も行われた。
標語は4月以降に地域包括ケアシステムを推進していく中で区の広報やイベントで積極的に活用していくという。
大賞に選ばれたのは「ご近所さん、呼びあい触れあい助けあい」など4作品。小学生の部で大賞だった「『大丈夫?』その一言が助け合い」という作品を考案した市立京町小学校6年の酒井優作さん(12)は「暮らしている街に助け合いが広がるといいと思って考えた。『大丈夫?』と声を掛ける人が増えてほしい」と話していた。