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「桃の彩」で魅力発信 川崎市中原区が和菓子店と連携

話題 | 神奈川新聞 | 2016年2月20日(土) 02:00

中原区の木モモをモチーフにした和菓子「桃の彩」を手にする店主ら
中原区の木モモをモチーフにした和菓子「桃の彩」を手にする店主ら

 川崎市中原区は区内の和菓子店と連携し、区の木・モモを活用した和菓子「桃(もも)の彩(いろどり)」を開発、22日から区内7店で発売する。「区の木モモ」の浸透や区の魅力発信が目的で、店主らは「中原区は武蔵小杉を中心に新しく住み始めた人が多いので、そういう人々にも地元に愛着を持ってもらうきっかけになれば」と期待している。

 和菓子を作ったのは、県菓子工業組合中原支部(菅家豊支部長)加盟7店舗で、昨秋、それぞれの和菓子職人が桃を原料に用いたり、桃の形をデザインしたりするなどして制作を開始。モモを入れたマドレーヌや蜜漬けにしたモモを白あんと練り込んだ生菓子など風味豊かな和菓子ができた。

 名前は「それぞれの店の個性を生かして、区の魅力に多様な彩を加える」という意味で付けられた。「区の木モモ」のシンボルマークのシールがパッケージに用いられ、統一性を持たせている。

 区内では、明治から昭和初期にかけ「多摩川桃(中原の桃)」の生産が盛んに行われていた。現在では、食用の桃を生産している農家はごく一部だが、春には二ケ領用水沿いを中心に「花桃」が咲き誇っていることから、モモが同区の木として昨年選ばれている。

 市菓子協議会青年部長の内藤雅一さんら3人は「花桃を見ながらいつかモモの菓子を作りたい思っていた」「地元のみやげはないかとよくお客さんに聞かれていたので、いい中原みやげができたと思う」と話している。

 「桃の彩」は1個151~216円(税込み)。作成・販売店舗は、岡埜榮泉(新丸子)、おかふじ(今井南町)、桔梗屋(新丸子町)、水月堂(上小田中)、すがや(新城)、泉心庵(市ノ坪)、大平屋(同)。

 
 

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