
軟式野球の選抜チーム「横浜DeNAベイスターズジュニア」でエース級として活躍し、NPB12球団ジュニアトーナメントの初優勝に貢献した平塚市立富士見小6年の高橋琉士君(12)が17日、落合克宏市長に日本一を報告した。
地元の富士見ホームランズに所属する高橋君。昨年7月には市大会を制し、最優秀選手に輝いた。プロ野球12球団の選抜チームが日本一を決める同ジュニアトーナメントの選考会には、県内外から577人が参加、市内で唯一18人のメンバー入りを果たした。
昨年12月の本大会(宮崎県)では予選と決勝トーナメントの初戦で完投、完封を挙げ、鈴木尚典監督(元ベイスターズ)らの期待に応えた。きれいなフォームから繰り出す109キロの速球と制球力で計13イニングを1失点で切り抜け、「コースに決めれば空振りも取れた。通用する手応えもあった」と振り返る。
筒香嘉智選手や同じ左腕の石田健大投手に憧れるという高橋君。「同じユニホームが着られてうれしかった。将来は横浜高校、そしてドラフト1位で横浜に入りたい」と力を込めた。
落合市長は「平塚の宝。体を鍛えて大きく成長していってほしい」と期待を寄せた。