
横浜市が、日本最大の料理レシピサイト「クックパッド」内に、公式サイトを開設している。市内産野菜など地元の食材を使ったレシピを広く紹介することで地産地消の推進や、日々の健康づくりにつなげるのが狙いだ。サイトの更新などを手掛ける市広報課は今後、情報量を増やしサイトを充実させたいとしている。
クックパッドは手軽にレシピを投稿したり、投稿されたレシピを検索したりすることができるサイト。
市の公式サイトは昨年12月に開設した。同市栄区が区民から募集した地産地消メニューのレシピを、広く知ってもらう方法を探っていたのがきっかけ。累計の投稿レシピ数219万品超、国内の月間利用者数5576万人(2015年9月末時点)を誇るクックパッドに着目したという。
現在は「野菜たっぷり! けんちん汁」「Wネギ焼き」「にんじんの辛子めんたいこ和え」「栄区まるごとカレー」など18のレシピを掲載。いずれも同区民から寄せられたものという。
そのほか、同区と鎌倉女子大学家政学部が連携して取り組んでいる「地元野菜で体もまちも元気にするプロジェクト」なども紹介している。
市広報課は「今後は他の区や部局にも呼び掛け、地産地消や健康づくりに役立つメニューのレシピを順次、掲載していきたい」と話している。