公募で寄せられた手記を基に、戦時中の市民の体験や暮らしぶりを表現した朗読劇が2月6日、茅ケ崎市民文化会館で開かれる。小学生から70代までの市民と市立松林中学校演劇部員の計30人が出演。茅ケ崎から平和への思いを発信する。
1985年の市核兵器廃絶平和都市宣言を受け発足した「平和を考える茅ケ崎市民の会実行委員会」の主催で、「公募でツクル平和3DAYS」と題して開催される。
同実行委は戦後70年に当たる昨年、市民から戦争体験や平和への思いをつづった手記、書、俳句、絵などを公募。催しのたびに少しずつ紹介してきたが、今回は一連の公募事業の集大成として企画した。
寄せられた20以上の手記をつなぎ合わせて一つの台本を作成、出演する30人が朗読する。沖縄出身で目の見えないテノール歌手・新垣勉さんのトークとコンサートも行われる。
また、5~7日には市民から寄せられた約80点の手記や書、俳句、絵をすべて展示する。市内の子どもたちが平和への願いを込め50字以内でつづった短文約4千点のほか、戦中戦後の茅ケ崎のパネル写真なども合わせて紹介する。
入場無料。舞台は午後2時から。先着380人。問い合わせは、市男女共同参画課電話0467(57)1414。