
凍(い)てついた滝に打たれることで心身を清め、強さを磨こうと、南足柄市矢倉沢の夕日の滝で26日、足柄修験の会が主催する滝行が行われた。
山中にある同滝では、この日午前11時の気温が氷点下1.3度で水温2度。完全結氷とまではいかないものの、滝つぼとその周辺にはつららや霧氷が幾重にも連なった。今月だけで6回、最近では24日にも滝行を行ったという関係者によると「(24日の)3倍以上で、今季一番の結氷」という。
この日は同会のインストラクターとともに一般男女2人が挑戦。昨年も行ったという千葉県の男性会社員(52)は、ふんどし姿で約1分半の入滝を3度繰り返した。全身を震わせながらも「昨年は水温5度ぐらいだったので、今回の寒さは異次元。ここまでやれれば何でもできる気がする」と、鍛錬の成果を強調した。
滝行は体験できる。問い合わせは、同会の市川さん電話090(5559)5615。