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カラス型ドローンで「対話」 人と鳥の摩擦を防ぐ研究

話題 | 神奈川新聞 | 2016年1月24日(日) 10:13

カラス型ドローンなどの共同研究を進める塚原さん(右)と末田さん=葉山町(湘南国際村)の総合研究大学院大学
カラス型ドローンなどの共同研究を進める塚原さん(右)と末田さん=葉山町(湘南国際村)の総合研究大学院大学

 カラスとの付き合い方についての研究を、総合研究大学院大学(葉山町)などの若手研究者2人が共同で進めている。カラス型の小型無人機「ドローン」を活用し、捕獲装置に誘導したり農作物から遠ざけたりすることが可能かどうか検証が続けられている。音声のコミュニケーションを通じて“対話”を図り、身近な鳥と人間の摩擦を防ぐユニークな内容だ。

 共同研究に取り組んでいるのは、総研大助教の塚原直樹さん(36)とシンガポール国立大学研究員の末田航さん(38)。

 塚原さんはカラス研究を約14年間続けており、捕獲対策費用に還元するカラスの食資源化プロジェクトなどを手掛けてきた。その一方で、人間との摩擦が生じないよう「遠ざける」方法の研究も試みた。

 スピーカーから鳴き声を流して追い払う実験を行ったが、賢いカラスに見破られ、高い効果は上がらない。このため、ドローンの「対話装置」としての活用法を探る末田さんに共同研究を持ち掛けた。

 研究は、カラスに外見を似せた「対話型ドローン」と地上で動くはく製ロボットから、声紋分析で判明した「求愛」「えさねだり」「警戒」「威嚇」などの鳴き声を流す内容。5月ぐらいをめどにドローンとはく製ロボットを完成させたいとしている。群れの動きをコントロールするのが最終的な狙いだという。

 塚原さんは「同じ場所に暮らすカラスと共生するには“対話”により無用な摩擦を避けることが大切」と話している。


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