公募で集まった65歳以上の“モデル”による「プラチナファッションショー」が2月13日、武蔵中原駅前のエポックなかはらで開かれる。出演者らは晴れの舞台に向け自分磨きに余念がない。
競争率2倍の応募者から選ばれた平均年齢71・7歳(最高齢83歳)の男女61人。昨年10月からストレッチやウオーキング、メークなどの練習を重ね、本番に備えている。「自分らしく華やかに…いざ、ときめきのステージへ」がテーマで、衣装は各自が用意し、振り袖やミニスカート、ムームー(ハワイの女性の正装)などさまざま。
中原区役所会議室で19日に行われた練習では、現役モデルが「そこでターンを」「手はお客さんに向けて伸ばして」などと指示。参加者は、スカートのすそやショールを手に回ったりしながらアピールしていた。
あでやかな青色のサリー(インドなどの女性の民族衣装)で練習していた古賀加津美さん(75)=宮前区=は「自分を変えたいと思って応募した。知らない方とお話しできるのも楽しい。背筋を伸ばしてウオーキングしたり、メークは今までしたことがないような濃さで勉強になりました。外出が楽しくなりそう」と話していた。
当日、石田康博・市議会議長とともにエスコート役として出演する福田紀彦市長は「皆さんのチャレンジ精神は素晴らしい」と話していた。
同実行委員会と市の主催。高齢者の健康増進と生きがいづくりの応援が目的で3回目。
午後2時開演で入場無料。問い合わせは、市市民文化室電話044(200)3725。