サッカーJ1リーグ川崎フロンターレの中村憲剛選手や大久保嘉人選手ら主力メンバーの顔を3Dで描いたチョコレートが川崎市のビジネスコーディネート支援で生まれ、23日から同チームのオフィシャル・ウェブショップで販売される。
3Dスキャナーのパイオニア、浜野エンジニアリング(高津区坂戸)とフロンターレ、チョコレート専門店ショコラティエ・エリカ(東京都港区白金台)の異業種交流で開発・商品化した。
同エンジニアリングの「川崎ものづくりブランド」認定製品の3Dスキャナーを使って中村選手や大久保選手のほか、大島僚太、小林悠、谷口彰悟、森谷賢太郎の計6選手の顔画像を取り込み、型を製作。立体的に顔が浮き出ているミルクチョコとビターチョコの板チョコ(1枚約32グラム)になった。
「3Dフェイス・チョコレート」6枚セットにミントチョコ(100グラム)を加え、3千円(税込み)でバレンタイン企画(23日から)とホワイトデー企画(販売日未定)として、それぞれ150セットずつ限定販売する。
17日夜の同チーム新体制発表会で、市経済労働局の伊藤和良局長は「1年前から企画を進め、フロンターレの特に甘いマスクの選手をミルクチョコレートにした。大久保選手だけはビター味だが」とPRし、ファンを沸かせた。同エンジニアリングの浜野雄基取締役は「ことしはフロンターレ20周年の年でもあり、ぜひ優勝してもらい、その時にこのチョコレートも一緒に味わうなど、チームを応援しながら食べてほしい」と話していた。