
今夏のリオデジャネイロ五輪セーリング競技への出場が決まった慶応大3年の土居愛実さん(22)が7日、藤沢市役所を訪問し、市から生涯学習特別貢献表彰を受けた。ロンドンに続く2大会連続出場で、土居さんは「メダルが目標」と抱負を語った。
土居さんは1人乗りのレーザーラジアル級の選手。ロンドン五輪では31位だったが、昨年の世界選手権で8位に食い込み、着実に力を付けてきた。
横浜市港南区出身。兄・一斗さん(23)の影響で小学2年で競技を始め、高校時代からは江の島を拠点に練習に励んできた。同大湘南藤沢キャンパス(SFC)でスポーツビジネスを学び、合間を縫って海外で合宿を行うなど、学業と競技を両立させてきた。
リオには一斗さんも出場が決定。兄妹出場に土居さんは「小さいころから一緒に練習してきた。率直にうれしい」と話し、「今回は出ることが目標ではなく、メダルが目標」と力を込めた。
鈴木恒夫市長は「リオで立派な成績を挙げ、2020年東京五輪では慣れた江の島の海で最高の成績を収めてほしい」と激励した。