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生きた証し刻んで、干支の石像毎年制作

話題 | 神奈川新聞 | 2016年1月1日(金) 15:18

「1年を振り返り、来年もがんばろうという気持ちを込めている」と話す西巻さんとサルの石像 =秦野市平沢の出雲大社相模分祠
「1年を振り返り、来年もがんばろうという気持ちを込めている」と話す西巻さんとサルの石像 =秦野市平沢の出雲大社相模分祠

 今年の干支(えと)・サルの石像が、秦野市平沢の出雲大社相模分祠(ぶんし)の鳥居で初詣客を迎えている。「毎年、生きた証しを刻み、残してほしい」と、宮司の草山清和さん(58)が大病を患った友人の彫刻家に1年に1体ずつその年の干支の制作を依頼したものだ。

 彫刻家は西巻一彦さん(56)=伊勢原市。石を素材にした作品を中心に創作し、現代日本具象彫刻展やロダン大賞展などで入賞を果たした。一時期住んでいた秦野市内をはじめ、各地でモニュメントを制作している。
 西巻さんは2011年、血液がんの一種の悪性リンパ腫を発症。幸い抗がん剤治療などが効き、現在は寛解の状態だ。しかし、医師からは「この病気に完治はない。いつか必ず再発する」と宣告されている。
 草山さんは友人を思いやり、「年の終わりに、1体ずつ翌年の干支の石像を作れば、完成まで12年かかる。生きる支えにして、絶対に長生きしてほしい」と制作を依頼した。
 13年から制作を始めて馬、ヒツジと続き、今回のサルで3体目となった。サルの石像は12月22日に真鶴町の作業場から神社に運び込んだ。馬とヒツジは境内に日時計の形に並べて展示している。
 西巻さんは「毎年、年の終わりに生きた証しを刻み続けている。同じようにがんで苦しむ人たちの励みになりたい」と話している。

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