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竹灯籠、包む年越し 学生が準備追い込み

話題 | 神奈川新聞 | 2015年12月31日(木) 02:00

枡野住職(左端)と追い込み作業に当たる学生=建功寺
枡野住職(左端)と追い込み作業に当たる学生=建功寺

 大みそかに竹灯籠で境内を彩る「萬燈(まんとう)除夜の鐘」の準備が、横浜市鶴見区の徳雄山建功寺で追い込みを迎えている。多摩美術大の学生が手掛け、15年を超える恒例のイベント。

 建功寺の枡野俊明住職(62)は庭園デザイナーでもあり、同大教授も務める。イベントは電飾に頼らない、日本の伝統的な光の美しさを伝えようと、教え子に呼び掛けて始まった。竹灯籠で浮かび上がる鐘や通路、光のトンネルなど、ろうそく3600個の明かりが境内を包み込む。

 同大環境デザイン学科8人が担当しており、今年のテーマは「結」。リーダーの上原峻さん(21)は「人と人のつながりを光で表現することを目指した」と話す。夏から構想を練り、12月は授業の合間をみて通い詰め、31日昼も仕上げ作業に当たるという。

 境内に植栽されている竹を使うなど、環境にも配慮。枡野住職は「除夜の鐘の響きを聞きながら、揺れ動くろうそくの明かりなど、日本の美を感じてもらえれば」と参拝客を迎え入れる。

 入場無料。31日午後11時半から元日午前1時半ごろまで。

 
 

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