三浦半島エリアの中小企業や小規模事業者支援を目指す「三浦半島地域中小企業支援ネットワーク」が24日、発足した。金融機関や地元自治体、商工支援機関など29団体が連携し、地域ぐるみで経営改善や再生支援の取り組み促進につなげる。県内の広域ネット設立は県西地域に次いで2例目。
横須賀商工会議所で同日開かれた初会合で、県信用保証協会の松藤静明会長は「地域の宝となる百年企業への道を応援するため、力強く連携したい」とあいさつ。横須賀商議所の平松廣司会頭は「知恵を出し合い、創意工夫しながら半島経済をよくしていきたい」と述べた。
同エリアでは人口減少や観光客数の伸び悩み、商店・工場の減少など地域経済の停滞が指摘される。三浦半島ネットは今後、年1、2回の会議を開いて情報共有を図るほか、創業・経営者セミナーなどを共同で開催していく方針。
4市1町に本支店などのある12の金融機関や行政、商工会議所(商工会)、県などの支援機関・団体が参加。県信用保証協会横須賀支所と横須賀商議所が事務局となる。