羽田空港や京浜港に近く国際郵便を多数扱う川崎東郵便局(川崎市川崎区東扇島)に15日、フィンランド北部のラップランドからサンタクロースが訪れ、一日局長としてクリスマスや年末年始の繁忙期を控える社員たちを激励、地元の幼稚園児たちと交流した。
赤い帽子とマント姿で白いあごひげを生やしたサンタに、井上茂局長は「世界中から人と人の心をつなぐリスマスカードが届く。一通一通に込められた温かい思いが確実に届くようにしたい」とあいさつ。サンタは「忙しい時ですが、カードに込められた喜びや愛、平和への気持ちは重要なものです」と話し、局内を巡回して社員に握手するなどして激励した。
地元の若宮幼稚園(同区大師駅前)の園児約80人もサンタに会いに訪れ、「ジングルベル」を合唱。「なぜ、みんなのほしいものが分かるのですか」などと質問すると、サンタは「世界中にお手伝い妖精がいてみんなを見守り報告してくれます」などと答え、園児たちにプレゼントを手渡した。
同郵便局は、国内の国際船便郵便物すべてと、海外から送られる航空通常郵便物の9割超を扱っている。