サラブレッドがトナカイに!? 川崎競馬場(川崎市川崎区)で誘導馬のクリスマスバージョンのコスプレが14日始まり、場内に一足早いクリスマスムードを醸し出している。17日まで。
誘導馬は、競走馬がコースに入場する際に先導役を果たす馬。もともと川崎競馬で競走馬として活躍した引退馬が務めている。白や芦毛(あしげ)の誘導馬は、大きな角をつけ、クリスマスらしい赤い衣装に身を包んで登場。騎乗者の女性もサンタクロースの衣装をまとい、レース前の場内の緊張感をやわらげる。
誘導馬業務を行う秦野国際乗馬クラブが年14回の同競馬の開催時期などに合わせ、コスプレを替えている。薬物乱用防止キャンペーンなら警察官の衣装、夏なら浴衣と騎乗者の衣装も変わる。衣装も手作りで「会場を訪れたファンの方に少しでも季節感を味わい、楽しんでいただけたら」と同クラブのインストラクターで騎乗を務める1人、遠山裕香里さん(33)。トナカイにサンタは終盤の3レースのみで、その前は、雪だるまの絵柄など。
同競馬場では来年の干支(えと)にちなみ、15日に猿が来場し、年賀状用の記念撮影会(午後4時半、5時半)と猿回し(午後6時35分)も行う。