クリスマス前の街をきれいにしようと、NPO法人「グリーンバード川崎駅チーム」は12日、参加者全員がサンタクロースの赤い帽子をかぶり、JR川崎駅前でごみ拾いを行った。3歳の男の子から70代の女性まで約40人の“サンタ”がごみを拾い集めた。
同法人は「ゴミ拾いでまちをカッコ良くする」を目的に誕生したNPO法人グリーンバード(国内64チーム、海外5チーム)の一つ。1年半前から毎月第2、4土曜日、同駅周辺のごみ拾いを続けている。
この日も親子連れや会社員、公務員、ホームレスの男性までさまざまな人たちが市内外から参加。緑のユニホームを着て、歩道の隅や植栽の中に落ちている空き缶や吸い殻を拾い集めた。
初めて参加した女性=横浜市鶴見区=は「子どもも楽しんでいて良かった。これからも参加したい」。息子も「また来る」と話していた。
同法人の田村寛之代表(36)=川崎市川崎区=は「参加者同士の交流も大切にしながら、楽しく街をきれいにする。サンタ姿は人の目を引くので、見た人がポイ捨てはいけないと感じてもらえるとうれしい」と話していた。