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川崎区で慈善ライブ
聴覚障害のダンサーら 手話歌や踊り披露

話題 | 神奈川新聞 | 2015年12月7日(月) 10:18

聴覚障害に関係なく、みんな一緒に楽しんだ手話ライブ「D’LIVE」。歌詞の下に手話に翻訳した「歌詞」を出したステージも
聴覚障害に関係なく、みんな一緒に楽しんだ手話ライブ「D’LIVE」。歌詞の下に手話に翻訳した「歌詞」を出したステージも

 聴覚障害に関係なく、みんなで一緒に楽しめる国内最大級のチャリティー手話ライブ「D’LIVE(ドライブ)」(コヤマドライビングスクール主催)が5日夜、川崎市川崎区のクラブチッタで開かれ、聴覚に障害があるダンサーらの公演を約600人が楽しんだ。

 メンバーに聴覚障害者を含む20グループが出演し、手話で歌詞を表現する手話歌やリズム感あふれる踊りを披露した。手話歌は、歌詞をボキャブラリーの少ない手話に翻訳するため、表現する人により異なるという。「翼をください」の歌詞で、「夢みたこと」を「歌が大好きだったけど聴こえないから諦めた」などと表現した出演者もいた。

 その手話歌で絢香さんの曲「三日月」を披露した六本木奈美恵さん=福島県南相馬市=は、「自分の恋愛の経験から表現した。思い通りにできた」と手話で話した。2歳で突発性難聴となり、聞こえない中で音楽に合わせての踊りなど練習を重ねたが「歌が好きなので苦はなかった。(聴覚障害者の仲間にも)手話で自分のやりたいことを表現してほしい」と呼び掛け、手話への理解も求めた。

 運営には首都圏の20大学と市立川崎高校など2高校の手話サークルがボランティアとして参加した。公演の収益は、聴覚障害者のために使われる。

 
 

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