他にはない神奈川のニュースを!神奈川新聞 カナロコ

  1. ホーム
  2. ニュース
  3. 話題
  4. 「ゆず」聖地盛り上げ お笑いコンビ「横浜ヨコハマ」 2年以上無料ライブ イセザキ・モールで

「ゆず」聖地盛り上げ お笑いコンビ「横浜ヨコハマ」 2年以上無料ライブ イセザキ・モールで

話題 | 神奈川新聞 | 2015年12月3日(木) 03:00

ゆずが歌っていたイセザキモールで無料ライブを行うお笑いコンビ「横浜ヨコハマ」の(左から)上仲誠彦さんと新村晋さん=横浜市中区
ゆずが歌っていたイセザキモールで無料ライブを行うお笑いコンビ「横浜ヨコハマ」の(左から)上仲誠彦さんと新村晋さん=横浜市中区

 「いまからお笑いライブをやりまーす!」。イセザキ・モールの商業施設「カトレヤプラザ伊勢佐木」(横浜市中区)前の路上に威勢のいい声が響いた。声を張り上げるのは金沢区出身の上仲誠彦さん(32)、磯子区出身の新村晋さん(32)でつくるお笑いコンビ「横浜ヨコハマ」だ。2人は「夏色」のヒットで知られる磯子区出身のデュオ「ゆず」が7500人を集めた聖地で2年以上、無料ライブを続けている。ジャンルは違えど、先を行く先輩の背中を追って-。

 「いまさら言われても困りのす(困ります)」「オレの話をズーらし(ずらし)やがって」「さくらぎちょれはない(さすがにそれはない)」

 ボケの上仲さんは地元サッカーチーム、動物園、駅名を思わせるだじゃれを連発。「商店街を盛り上げて」と、地元の応援を受けて2013年夏から始めた無料ライブは60回を超えた。今春、横浜市会の議長の前でも芸を披露し、“横浜ご当地芸人”の冠にお墨付きを得た。

 2人の出会いは市立小田中(金沢区)に通っていた2年生のとき。校外学習でキャンプファイアに点火する役を任され、女装して臨んだ。笑い転げる同級生を見て、「しめた」とニンマリ。幼少時から「芸人になる」と夢見ていた上仲さんが、翌年の文化祭終了後に新村さんを口説いた。「やるからには本気だぞ」。その思いは18年間変わらない。

関根勤さんが命名


 「横浜ヘテロ」の名で東京を中心に活動していたが、“テロ”を想起させる文言はネガティブと改名を決断。事務所の先輩である関根勤さんに「変えるなら早いほうがいい」と、絞り出してくれた「目黒西口」と「横浜ヨコハマ」から後者を選び、12年にコンビ名を変更。「横浜で有名になってこい」と背中を押され再始動した。

 イセザキの路上では、ゆずの写真が飾られているカトレヤプラザの壁を背に、観衆に呼びかける。「ゆずが30人ほどの前で歌っていたころに観に来ていた。2人に続きたい」と新村さん。上仲さんはゆずの岩沢厚治さんと同じ県立富岡高出身。「跡地でお笑いをしている後輩がいる、と耳に届くように頑張りたい」と力を込める。

 28日には、ゆず命名の多目的施設「クロスストリート」(中区)で、故郷で行う3年ぶりの単独ライブが決まった。ハマっ子にしか分からない内輪ネタを披露する。上仲さんは「横浜をいじり倒したい」と新ネタを仕込み中だ。

 「横浜ヨコハマ」。実はこのコンビ名、1日の乗客数210万人を誇る横浜駅で、車内で、始発から終電までアナウンスされている。横浜から全国区へ。2人が今いるのは、あくまで通過点だ。

 ◆横浜ネタ漫才60分1本勝負「ご当地B級漫才」は28日午後6時開場、同6時半開演。前売り千円。当日1500円。イセザキ・モールの無料ライブは毎月第1・3・5日曜(荒天中止)




 
 

イセザキ・モールに関するその他のニュース

話題に関するその他のニュース

PR
PR
PR

[[ item.field_textarea_subtitle ]][[item.title]]

アクセスランキング