お歳暮など冬の贈り物として人気のシクラメンが出荷シーズンを迎え、川崎市中原区下小田中の「田中園芸」で直売が始まっている。ピンクや赤、紫といった定番色からグラデーションのものなど約60種類がビニールハウスで栽培されており、約3千鉢が販売される。
同園芸のシクラメンは市場には出荷せず、直売のみ。贈り物として郵送する場合も、9割ほどが直接訪れて選んでいくという。
戦後に父が始めたシクラメン栽培を約30年続けている同園芸の田中修さん(51)は「今年はお盆明けに涼しい日が続いたため、葉も花も多く出来が良い」と自信を見せている。
午前9時~午後5時。中心価格は4100円で、例年は年内いっぱいで売り切れる。問い合わせは、同園芸電話090(4006)8839。