
県内の紅葉スポットの一つ、大雄山最乗寺(南足柄市大雄町)では、境内への入り口「瑠璃門」近くの大モミジが見ごろを迎えた。歴史を感じさせる建物を深紅に縁取るような姿に、多くの観光客やカメラマンが足を止めていた。
例年は同寺を取り囲むように色づくモミジも、今年は虫害に遭い、色づく前に散る姿も散見される。関係者は「(虫害に加え)冷え込みが1週間ほど遅く、紅葉を迎えられなかった葉も多い」と悔しがる。それでも、今週末までは日陰で色づきが遅れた部分などが鮮やかな朱色を見せているという。
伊豆箱根鉄道大雄山線大雄山駅から「道了尊」行きバスで終点下車。問い合わせは、同寺電話0465(74)3121。