
佐島では今、たくさんのウスバカワハギが水揚げされています。小さいもので45センチぐらいで、身は白く、きれいです。脂はありませんが、ヒラメのような上品な白身で、私が好きな魚の一つです。今日は、お刺し身に仕立てましょう。
(1)ウスバカワハギの頭を落として三枚におろし、腹の骨を取ります。
(2)包丁を使って皮をはぎます。【1】の身を上、皮を下にして、まな板の上に置きます。皮はザラザラしているのでまな板にピタッと付き、とてもはがしやすいです。包丁を使わず手ではぐと、身と皮の間にある薄皮が残ってしまい、刺し身で食べると気になるからです。
今回は、お刺し身に仕立てたウスバカワハギの3通りの食べ方を紹介します。 まずは、細く切った長ネギと混ぜ、めんつゆを少々かけ、カボスをしぼっていただきます。
次は、みそ、砂糖少々、ショウガのみじん切りを混ぜ、召し上がってください。最後は、すりごま、いりごま、しょうゆ、砂糖を混ぜたごまあえです。
ウスバカワハギはいろいろな料理方法が楽しめる魚だと思います。たくさんとれる今のうちに、いろいろと取り組みたいと思います。

<レシピ=福本 育代>
<イラスト=福本 倖子>