鮮やかなグリーンの「コケ玉」が、港南区役所の窓口を彩っている。日野中央高等特別支援学校の生徒の手作り作品で、利用者からは「和やかな気持ちになる」と好評を得ている。
「コケ玉」は校内で育てたリュウノヒゲやヘデラなどの根を土で球状に包み、その周囲にコケを巻き付けて作製。職業訓練の成果の一環として、昨年11月から区役所に飾り始めた。
地域振興課や区政推進課などの窓口11カ所に置かれ、中にはスマートフォンのカメラなどで撮影する人も。同校グリーンサービス課2年の秋山奈々美さん(17)は「自分の作品を見てもらえるのはうれしい」と話していた。