地元特産のタマネギを身近に感じてもらおうと、小田原市小船の市立下中小学校近くの畑で20日、子どもたちによる植え付けが行われた。
同地区で生産される「下中(しもなか)たまねぎ」は、畜産業が盛んな土地柄から牛ふん堆肥をふんだんに使った畑の土で育つため、甘くて大きく実る。同校では10年ほど前から児童が生産活動に取り組んでいる。
この日は1年生52人が、農協関係者や橘地区家庭菜園研究会メンバーらの指導を受けながら、苗約1500本を丁寧に植え付けた。1年生の細田久遠君(7)は「上手に植えることができた。収穫したらカレーライスにして、みんなに食べてほしい」と喜んでいた。収穫は来年5月に行われ、学校給食で提供される予定。
別の畑では、市立下中幼稚園の園児も植え付けを行った。