平塚市は、卓越した技術で独自色ある製品を製造・販売している店舗を「ひらつか匠(たくみ)の店」として認定する事業で、干物加工・販売「高甚商店」(同市千石河岸)を新たに認定した。17日に市美術館で認定式を開く。
市商業観光課によると、同店は市内外に知られる創業100年以上の老舗。平塚漁港で水揚げされた魚を加工し、販売している。
認定店は2年目の本年度に同店1店舗を追加して計10店舗となり、同課は「認定店や周辺の観光スポットなどを巡るツアーといった企画も今後、検討していく」と、市内の商業活性化につなげたい考え。
匠の店の認定条件は(1)10年以上営業を続けている(2)伝統的な技や独自の技術・製品を店舗で公開して来店者に説明ができる(3)後継者がいる-などで、中小企業診断士らが審査している。