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相模原の奇習「ナマスマチ」

話題 | 神奈川新聞 | 2015年11月15日(日) 03:00

「ナマスマチ」で並んで座る神職と住職=相模原市南区当麻
「ナマスマチ」で並んで座る神職と住職=相模原市南区当麻

 相模原市南区当麻の芹沢地区で14日、地元の三島神社の祭礼「ナマスマチ」が行われた。収穫感謝祭として参列者にナマスが出されることから付いた名称とされるが、起源やいわれは不明。相模原市内でも、ここだけで執り行われる珍しい風習として伝えられている。

 ナマスマチの料理は、ダイコンを専用のカンナで薄く削り、酢と砂糖で味付けしたナマスに酢と砂糖に漬けたマグロのぶつ切りを2切れほど乗せたもの。サバとダイコン、サトイモをしょうゆと砂糖で味付けた煮物を盛り合わせた一皿も出される。箸は約20センチに切った細いシノダケを使う。

 神仏習合の名残から、祭礼に神職と住職が一緒に参列するのも特徴で、神事と読経が行われた後、氏子ら出席者約30人が料理を食べて歓談した。

 三島神社氏子総代の清水敏守さん(68)は「地域で受け継がれてきた伝統の祭礼。次代にきちんと引き継いでいきたい」と話した。


「ナマスマチ」で出される料理
「ナマスマチ」で出される料理
 
 

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