平塚市漁業協同組合が進めている「平塚のお魚普及キャンペーン大作戦」が、国の「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」事業の優良事例に選ばれた。県内の取り組みが選出されるのは初めて。
同事業は、地域活性化に取り組む団体や地域の優良事業を表彰する制度で、2回目の今回は全国で応募があった683件の中から27件が選ばれた。
同組合は、2009年ごろから近隣の農産物直販施設や飲食店などと連携した直販ルート開拓、漁から加工・販売までを手掛ける「6次産業化」の拠点づくりといった活動に取り組んでいる点が評価された。
9日に後藤勇組合長と伏黒哲司総務主任が市役所を訪れ、落合克宏市長に報告した。2人は6次産業化の拠点として平塚漁港内で営業する食堂の人気ぶりに触れ、「圏央道で埼玉からお客さんが来てくれる」などと紹介。落合市長は「海の資源は平塚の宝。これからも魅力を発信してください」と激励した。