二宮町の町制施行80周年を記念するイベントが3日、二宮町の生涯学習センターラディアンなどで行われた。会場周辺ではさまざまな工作教室や模擬店コーナー、子どもたちによるみこしパレード、メッセージを付けた風船千個を飛ばすイベントも行われ、約2千人が参加した。
式典では、6歳から90歳代まで100人を超えるメンバーで今回初めて結成された町制80周年祝典合唱団が「ふるさと」などを合唱。立正大学の小宮信夫教授が基調講演し「世界の防犯対策と日本のそれとはかけ離れてきている。不審者といった犯人を警戒する手法ではなく、犯罪の起きやすいホットスポットに目を向けた対策が必要」と力説した。
続いて、小宮教授、村田邦子町長、安全安心まちづくり推進協議会の大矢孝道会長らが参加したパネルディスカッションも行われ、地域の各団体の情報共有や連携の重要性を再確認。10月10日から20日までを安全安心のまちづくりを強化する期間と定めることも宣言した。