同性愛者や性同一性障害の人など「LGBT」と呼ばれる性的少数者への理解を深めようという企画「虹色のまちづくり-ありのままの自分」が5日から川崎市で始まる。支援活動を行うNPO関係者や当事者らの講演を通し、経験や思いを共有することで多様性を認め合おうという試みだ。
同様の企画は昨年、男装や女装を通して性のあり方を考える講演を企画したのが初めて。今回は4回に分け、LGBT当事者への支援などを行うNPO法人「ReBit」の関谷隼人さんや当事者らが講演を行い、参加者同士で語り合うワークショップもある。
多様性を認め合う社会への願いを込め、タイトルは「虹色のまちづくり」とした。主催する川崎区まちづくり推進部は「理解したくても当事者と会う機会がないという声が多かった。ならばその場をつくり、一緒に語り合うことで理解が広がればと思った」と話す。
講演は市教育文化会館で11月5、19日、12月3、17日に開催。いずれも午後6時半~8時半。事前申し込みが必要。問い合わせと申し込みは、同部生涯学習支援課電話044(233)6361。