三井不動産(東京都中央区)が海老名駅西口前に建設していた商業施設「ららぽーと海老名」が完成、27日に関係者を招いた内覧会を開いた。同社の商業施設としては川崎市幸区、横浜市都筑区に次いで県内3カ所目。開業は29日。
約3万3千平方メートルの敷地に地上4階の店舗棟と同6階の駐車棟(約1800台)を建設。店舗面積は約5万4千平方メートルで幅広い年齢層を対象に衣料、雑貨の物販、飲食店など263店舗が出店した。
3、4階の中心部に海老名の中心(センター)を意識した「エビセン」ゾーンを開設。複数の店舗が連携した販売促進や交流イベントを随時開催する。フードコートは午後11時まで営業する。
商圏は半径10キロで約140万人を想定。同駅から拡幅整備された屋根付き自由通路で結ばれたため、来店に際しては電車など公共交通機関の利用を呼び掛けている。
同社は「海老名は1キロ圏の人口増加率が約11%と高く、通勤・通学者も多く駅を利用している。若くて良好なマーケットとして期待できる」などと進出理由を説明した。