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外で思い切り遊んで 原発事故、風化させぬ

話題 | 神奈川新聞 | 2017年1月7日(土) 10:11

福島の子どもたちを招待し外遊びをしてもらう保養活動を続ける小川杏子さん
福島の子どもたちを招待し外遊びをしてもらう保養活動を続ける小川杏子さん

 福島県の子どもたちを川崎市に招き、外遊びでリフレッシュしてもらう「保養」活動を、お茶の水女子大大学院博士課程3年の小川杏子さん(28)=横浜市青葉区=らが続けている。社会貢献に取り組む若者に贈られる生活クラブ生活協同組合・神奈川のキララ賞を受賞した。「事故から間もなく6年、放射能への不安を和らげる活動はまだ必要」と話す。

 保養は、東京電力福島第1原発事故で生活が一変した小学生と家族らを招き、泥んこ遊びなどをしてもらう活動。川崎市内のNPOなどでつくる「福島の子どもたちとともに」川崎市民の会(高橋眞知子代表)が2011年から行っている。

 11年にボランティアで参加した小川さんは現在、会の世話人を務める。現在は年2~3回、バスをチャーターし約40人を4泊5日の日程で招待、高津区内にある市子ども夢パークなどで思いっきり遊んでもらっている。

 きっかけは自身が小学生の時に体験した1999年の茨城県東海村の核燃料加工施設臨界事故。当時は家族と同県水戸市に住んでおり、今の福島の子どもたちと同じ不安を持った経験があるという。

 保養を通じてエネルギー、原発、子育て、食などの問題に取り組む人々と出会い、個別に活動するグループを結びつけた。再生可能エネルギー普及を目指した多摩川河川敷のイベント「おひさまフェス×星空上映会」を15、16年に2回主催し、同世代の20代、30代の参加も促した。

 小川さんは「福島には、震災後に生まれ一度も泥を触ったことがない子どもがいることに驚かされた。これからもリラックスできる場を提供し、原発事故が風化しないようイベントを続けたい」と話す。

 さまざまな分野で社会貢献活動をする若者を支援するキララ賞の贈呈式は2月4日、同生協オルタナティブ生活館(横浜市港北区)で開かれる。


川崎市高津区の市子ども夢パークで泥んこ遊びを楽しむ福島の子どもたち(小川さん提供)
川崎市高津区の市子ども夢パークで泥んこ遊びを楽しむ福島の子どもたち(小川さん提供)

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