はしご酒を楽しむイベント「ちょい呑(の)みフェスティバル」が27、28の両日、小田急線秦野駅周辺で開かれる。29店が参加、飲食の力で地元を盛り上げようと意気込んでいる。
若手の自営業者や信用金庫職員らでつくる実行委員会が企画した。同実行委によると、全国の地方都市同様に、市内の飲食店も減少。高齢化による廃業や大手チェーン店の進出に加え、若者の飲酒意識の変化も大きいという。
ただ、一方で、空き店舗が借りやすくなり、新規出店者も目立つようになった。実行委員長の秋山純夫さん(59)は「都内で修行したような30代の若手が地元に戻ってきた。外国人の店も出てきた」と語る。今回の参加店のうち半数の14店がここ数年で営業開始した店だ。
システムは2500円で3枚つづりの「ちょい呑み券」を参加店舗などで購入。チケット1枚で各店で1ドリンクと1種類のつまみが楽しめる。12店はランチタイムでも利用でき、各都市で行われている同様のちょい呑みフェスでは珍しいという。秋山さんは「気軽に入り、お気に入りの店を探してほしい」と参加を呼び掛けている。
問い合わせは、秦野商工会議所電話0463(81)1355。