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「チョイモビ」レンタカー型で再開 26日から横浜で

話題 | 神奈川新聞 | 2015年10月24日(土) 03:00

横浜・みなとみらい21地区を走る日産自動車の超小型EV(横浜市提供)
横浜・みなとみらい21地区を走る日産自動車の超小型EV(横浜市提供)

 横浜市は23日、日産自動車との超小型電気自動車(EV)のカーシェアリング実証実験「チョイモビ ヨコハマ」について、店舗などで貸し出すレンタカー型で再開することを発表した。9月に終えた乗り捨て可能なワンウェー型から方向転換し、社会実験を進める。10月26日から来年3月15日まで。

 低炭素交通や観光振興を推進するチョイモビは2013年10月に開始。みなとみらい21地区などの横浜都心エリアに車両50台・ステーション59カ所(15年9月末時点)を配置していた。観光利用で好評だったことから14年10月に1年間延長。会員は2年間で約1万3千人に伸びた。

 一方、1回当たりの平均利用時間は20分と短く、平日の稼働率は休日の5割程度で収益性が課題だった。観光客でにぎわう週末は、赤レンガ倉庫など人気商業施設の周辺で空きがなくなる問題点もあった。

 再開後の貸し出し・返却は、日産レンタカー3店舗(横浜みなとみらい、関内駅前、新杉田駅前)と日産グローバル本社ギャラリーの計4カ所で扱い、電話予約となる。これまでのステーションは廃止し、一時駐車場として提供する。料金は分単位(1分最大30円)から1時間1080円(1日最大8640円)とし、長時間利用を促す。車両は全10台に縮小するが、利用状況を見て拡大を検討する方針だ。

 来年3月以降の運行は未定で、市温暖化対策統括本部は「課題は多いが継続に向けて調整を進めたい」とした。日産広報部は「利用状況がどう変化するか見定めながら検討したい」と話した。

 
 

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