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精神障害者の活躍を後押し 川崎市が就労定着支援へ

話題 | 神奈川新聞 | 2015年10月23日(金) 15:54

「セルフケアシート」の記述例
「セルフケアシート」の記述例

 川崎市は、外目には分かりにくい精神障害者の心身の状態を「見える化」する「セルフケアシート」を活用した就労定着支援に乗り出す。シートは障害者本人に心身の状態や変化を細かく上司に報告してもらうためのもので、障害特性に対する職場の理解と安定就労に必要となる配慮を促すのが狙い。シートを普及し、障害者が力を発揮できる職場づくりを後押しする。

 精神障害者の就労をめぐっては、改正障害者雇用促進法に伴い2016年度から事業主に障害者への合理的配慮が求められ、18年度からは一定割合で雇用が義務化される。ただ、企業側に「どのような配慮が必要か察知できない」と戸惑いもあり、離職率も高い。

 シートは、労使間のコミュニケーションを促し、障害者も健常者も働きやすい職場づくりにつなげてもらうためのツール。市内就労移行支援事業所「働くしあわせJINEN-DO(じねんどう)」(麻生区)が開発。市に提供した。

 シートは、まず心身の状態を「良好」「注意」「悪化」の3段階に分け、それぞれサインとなる「呼吸浅」「心配性」「自己否定」などの症状を障害者自らに列挙してもらう。実際の運用では、朝と晩の一日2回、該当する症状に「○」を付け、「注意」や「悪化」につながるサインが多い時は、事業主が休憩時間を長めに与えたり、仕事内容を簡単な作業に変えるなど配慮を行う。

 4月から試行に取り組む企業側からは「心配しすぎると逆にやる気をそぐとの心配もあったが、配慮を提供しやくなった」、精神障害者からは「毎日報告することで弱いところを上司に伝えやすくなった」との声もあったという。

 シートは市のホームページから無料でダウンロードできる。問い合わせは、市障害者雇用・就労推進課電話044(200)2457へ。

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