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用具製造会社が一役
試合会場で検診後押し バドミントン通じ乳がん予防  

話題 | 神奈川新聞 | 2015年10月22日(木) 10:06

バドミントン大会参加者に乳がん早期発見の重要性を訴えた =大井町
バドミントン大会参加者に乳がん早期発見の重要性を訴えた =大井町

 バドミントンで使用するシャトルコックの製造・販売を手掛ける「落合コーポレーション」(海老名市)が、県内で主催するバドミントン大会を通じて、乳がん検診と早期発見の必要性を呼び掛けている。新製品のパッケージにも乳がん予防啓発を行う「ピンクリボン運動」にちなんだ色や絵柄を採用。「試合会場に彩りを添え、受診を迷っている人たちを後押しするきっかけになれば」との願いを込めた。 

 21日。大井町内で開かれたバドミントン愛好家向けの催し会場の一角に、「ピンクリボンかながわ」と連携した乳がん検診啓発ブースが設けられた。模擬の乳房を手に「(しこりが)こんなにはっきり分かるとは」。練習試合や講習で活況を呈するコートの横で、大会参加者が驚きの表情を見せた。

 「運動できる喜びは健康だからこそ味わえる。自社製品を通じて輝く女性を応援したい」。自社製品とピンクリボン運動を連携させた狙いを、新製品のパッケージデザインを手掛けた同社の落合朱代さん(55)が説明する。

 女性の健康と乳がんに対する思い入れは、現在91歳になる落合さんの義母が約20年前、乳がんを患った経験にさかのぼる。

 落合さんと義母は病変に気付く数日前、乳がん検診の啓発チラシを偶然手にした。直後に乳房のへこみに気付き、受診につながった。手術で片方の胸を失ったものの一度も再発・転移せず、元気に過ごしているという。「母が長生きしていられるのは乳がんの知識があったおかげ」

 自社製品を通じて乳がん検診の大切さを広く伝えることができたら-。ウエアやラケットなどには女性を意識した仕様の商品が多くみられるが、シャトルコックのパッケージでは珍しいという。バドミントン用具を取り扱う専門店組織にもピンクリボン運動の趣旨を説明し、今春の発売にこぎつけた。発売を機にピンクリボンかながわの協賛事業も始めた。

 厚生労働省の人口動態統計によると2014年の乳がんによる死亡数(女性)は前年比92人増の13240人で、1980年の約3倍に上る。こうした現状に県予防医学協会の担当者は「元気な人が集まる場だからこそ、啓発企画を展開する意味がある」と評価する。21日の催しに協力した小田原バドミントン協会の山本洋彦副会長(73)も4年前、直腸がんの手術を受けた。「がんの克服には家族やパートナーの理解が大切。検診を促すきっかけになれば」と話す。

 同社は啓発イベントの継続に意欲を見せており、11月11日には海老名運動公園総合体育館で団体戦のバドミントン大会を実施する。参加締め切りは25日。詳細は、落合コーポレーション電話046(235)5974。

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