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来場、展示の輪広がれ 真鶴の工芸品ギャラリー

話題 | 神奈川新聞 | 2015年10月21日(水) 03:00

「展示作品はもちろん、相模湾の眺めも楽しんでください」と話す斉藤太佑さん=ギャラリー「aTo」
「展示作品はもちろん、相模湾の眺めも楽しんでください」と話す斉藤太佑さん=ギャラリー「aTo」

 真鶴町内の住宅街にあり、室内から相模湾を眺められるギャラリー「aTo」(同町真鶴)が今月、オープン5周年を迎えた。斉藤太佑さん(69)、美貴子さん(67)夫妻が同所に転居後、地元や現役世代との交流のきっかけになればと始めたが、今では町内外から来場者が足を運ぶ。太佑さんは「日常の暮らしを楽しむヒントになるような工芸品を展示しているのが特徴。今後も来場者や出展者の輪を広げたい」と張り切っている。

 JR真鶴駅から10分ほど歩いたところに住居を兼ねたギャラリーはある。白を基調とした2階建ての建物で螺旋(らせん)階段を上った上階の一角が展示スペースになっている。

 夫妻がギャラリーを始めたのは2010年。海の見える場所で生活をしたいと、都内から転居して間もないころだった。

 美貴子さんが都内の美術大学を卒業していたこともあり、当初は知人の作家らの陶芸作品など数十点を常設。その後は、2人で都内を中心にギャラリーを巡り、作家に出展を依頼し企画展を開くようになった。雑誌で見かけた作家が気になり、記事にある数少ない情報を頼りに会いに行ったこともある。

 これまでに開いた企画展は約50回。近隣の湯河原町のほか、水戸市など県内外を拠点にする作家を紹介してきた。遠くは大阪府からの出展もあるという。展示作品もビーズアクセサリーやとんぼ玉などジャンルが多彩だ。

 現役時代は医療介護事業に携わっており、「たまに行く程度だった」というギャラリー巡りは、今や太佑さんの生活の一部となった。今後について「若い世代の作家が作品を発表できる場にもしていきたい」と夢も語る。

 入場無料。午前11時~午後5時。月・火曜休館。問い合わせは、同ギャラリー電話0465(42)9095。

 
 

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