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早くもXマス商戦 横浜市内百貨店

話題 | 神奈川新聞 | 2015年10月21日(水) 03:00

2日に横浜高島屋に設置されたクリスマスケーキの予約受け付けコーナー=横浜市西区
2日に横浜高島屋に設置されたクリスマスケーキの予約受け付けコーナー=横浜市西区

 横浜市内の百貨店でクリスマスケーキの予約受け付けが始まり、早くもクリスマスムードが盛り上がりを見せ始めている。「家族や友人など、さまざまなシチュエーションでパーティーを開く人が多い」と各担当者。華やかで高級感のあるものからミニサイズのものまで、多彩な品ぞろえで商戦に臨む。

 横浜高島屋(西区)は2日から受け付けを開始。人気ブランドの商品を早くから予約しておきたいといった客のニーズに合わせ、昨年より6日前倒しした。複数の味を楽しみたい人向けの小ぶりなケーキ(直径約10・5センチ)から大人数用の三段重ねのものまで、約80種類を用意した。価格も2千~1万円台と幅広い。

 クリスマスケーキの売り上げは3年前から毎年伸び続けており、昨年の売り上げは、前年比6%アップ。「東日本大震災以降、家族だけでなく、友人や親戚などと数回に分けてお祝いする人が増えている印象」と担当者は話す。

 低糖質のレアチーズケーキや人気パティシエの高価格商品などは20日までに完売。遠方に暮らす家族や友人へ贈る冷凍便のケーキも人気急上昇中という。

 そごう横浜店(同)は、6日から予約受け付けをスタート。3千円超~1万7千円の約100種類を展開している。

 担当者によると、大人向けに甘さを控えめにしたビターチョコレートケーキや、有名ブランドの高級品などニーズは幅広い。同店30周年を記念し、県内の人気洋菓子店の商品も充実させた。

 昨年の売上高は前年比で25%も増えた。「季節のイベントで最もモチベーションが上がるのがクリスマス」と担当者。百貨店の売り上げに貢献する重要商品として、ケーキの販売に力を入れている。

 京急百貨店(港南区)は29日から予約を受け付ける。3千~4千円台のものを中心に、前年並みの42種類を販売する。

 今年のテーマである「ドイツのクリスマス」に合わせ、ドイツの伝統菓子パンのシュトーレンなども用意した。

 「郊外の地域密着店なので、購買層はファミリーが多い。ホールケーキを複数で囲んで味わう人が大勢見受けられる」と担当者。昨年の売上高は前年比1%アップと微増。今年はさらに、売り上げ2・6%増を目指すという。

 
 

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