和菓子でハロウィーンはいかが-。洋菓子だけでなく、和菓子でもハロウィーンを楽しんでもらおうと、県菓子工業組合(会員数約400店舗)が「ハロウィーンフェスティバル」を開催している。カボチャあんの大福など、それぞれ独自に工夫を凝らした“逸品”を各参加店舗が販売する。同組合の北條正明理事長は「各店舗が競い合ってイベントを盛り上げたい」と話している。
同フェスは、ことしが初めて。もともと「収穫祭」として行われていたハロウィーンにちなみ、あんこに使われる小豆の収穫なども祝おうと企画した。
商品は各店舗で自由に作るため、さまざまな味が楽しめる。「ハロウィンキューブ」と名付けた金つばは、組合が基本レシピを用意。蒸し上げたカボチャを使いあんこを練り上げる。食べやすい立方体で、カボチャおばけの顔を焼き印するなど工夫する店舗もあるという。
北條理事長がオーナーを務める横浜市保土ケ谷区の和菓子店「鶴乃家」では、「ハロウィンスイーツ大福」を販売。カボチャが練り込まれた黄色いあんを口に含むと、優しい甘さが広がる自慢の一品だ。
同フェスは31日までで、約170店舗が参加。フェス用の商品は各店舗で異なるため、値段はそれぞれ。店頭ののぼり旗が取扱店の目印。問い合わせは同組合電話045(633)5056。