国の業務艇に乗り東京湾から横須賀港を一望する「船上見学会」が11月19日に開かれる。国土交通省東京湾口航路事務所(横須賀市新港町)の岸壁から出発し、海上要塞「第二海堡」などをめぐる約1時間20分のクルーズで、市などが参加者を募集している。
横須賀港の開港150周年記念事業の一環で、市と同事務所の主催。日ごろ洋上から港湾工事を監督する港湾業務艇「たかしま2」(全長22・75メートル、53トン、定員31人)に乗船することができる。
同港を出発後、房総半島方面へ針路を取り、明治から大正期にかけて築かれた第二海堡周辺を航行。その後、観音崎沖まで南下し、猿島方向へ戻るルートだ。市港湾企画課は「海から横須賀を見る機会はあまりない。船上から港の歴史を感じ取ってもらえれば」と話している。
船上見学会は午前10時半と午後1時半の2回で、ともに定員25人。参加費は保険料50円。荒天の場合は20日に延期される。
市内在住・在勤・在学者が対象。往復はがきに住所、氏名(ふりがな)、年齢、電話番号、参加希望時間を明記し、「横須賀港と第二海堡の船上見学会参加希望」と添えて、〒238-8550、横須賀市役所港湾企画課(住所不要)まで申し込む。
1通で2人まで応募できる。10月26日必着で応募者多数の場合は抽選。問い合わせは、平日午前8時半から午後5時15分まで、同課港湾振興係電話046(822)9802。