
JR相模線(橋本-茅ケ崎)の平塚延伸構想を描く平塚商工会議所の常盤卓嗣会頭は5日、今年3月にも沿線の商議所と連携した連絡協議会を発足させる意向を明らかにした。同日の賀詞交換会で「延伸と複線化の議論の旗をもう一度上げたい」と述べ、実現に向けた機運を高めていく考えを示した。
常盤会頭によると、協議会は相模原、厚木、海老名、茅ケ崎の各商議所などで組織。相模線の有効利用について課題や実現性を共有する方向で、すでに立ち上げに向けた準備を始めているという。
相模線の活性化を巡っては、県や沿線の5市町、商議所などが1998年に「相模線複線化等促進期成同盟会」を設立し、全線複線化と輸送力増強を求めてきた。平塚では七夕まつり開催時などに橋本-平塚間を往復する「特別列車」を運行させるなど、啓発活動に取り組んできた。