
三浦市三崎の三崎魚市場で4日朝、マグロの新年初取引が行われた。入札前の手締め式には卸売業者や仲買人ら約200人が参加し、航海の安全や商売繁盛を願った。
式では、吉田英男市長が冷凍マグロ用低温卸売場建設や既存の市場改修に向け準備を進めていることを紹介し、「皆さんや先人たちが築いた伝統が守られているため。三崎の市場の灯を消さないよう協力をいただきたい」などとあいさつ。鏡開きや三本締めも行われた。
市場管理事務所によると、この日の取扱数量はメバチマグロを中心に328本(計20.9トン)。メバチの平均価格は1キロ当たり1079円。いずれも平年並みという。
三崎漁港の2016年取扱高(速報値)は、数量が約2万トンで全国主要漁港で19位。取扱額は約200億円で同8位となっている。