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武蔵小杉駅のホームドア設置促進へ 川崎市が補助を上乗せ方針

話題 | 神奈川新聞 | 2017年1月5日(木) 02:00

武蔵小杉駅東口=中原区
武蔵小杉駅東口=中原区

 川崎市は、ラッシュ時の混雑が深刻化している武蔵小杉駅でホームドアの設置を促進するため、2017年度に設置費の補助を同駅に限定して上乗せする方針を明らかにした。鉄道事業者の負担を軽減した上で、JR東日本に早期設置を要望する。

 福田紀彦市長が神奈川新聞社のインタビューで明らかにした。同駅にはJR南武線・横須賀線と東急東横線、目黒線が乗り入れ、乗り換え客が多い上に駅周辺の住宅開発も急速に進む。現在計画中の高層マンション6棟の完成後は、1日の利用客が現在の約23万人から約6千人増えるとの推計もある。

 特に朝のラッシュ時はホームと駅構内に乗降客があふれ、電車との接触やホームからの転落を防ぐ対策が求められている。福田市長は「いつ事故が起きてもおかしくなく、強い危機感を持っている。一刻も早く設置してもらえるよう、最重点箇所として従来より踏み込んだインセンティブ(動機付け)をやってみたい」と説明。同駅のJR横須賀・南武線ホームへの早期設置に意欲を示した。

 現行の設置費補助は1日の乗降客が10万人以上の駅が対象。国が設置費用の3分の1、県と市が12分の1ずつ補助するもので、鉄道事業者の負担は2分の1となる。市が上乗せする支援内容など詳細は今後詰める。

 また南武線の市内沿線にはNECや富士通といった大規模事業所も多いため、混雑時間を避けたオフピーク通勤の協力要請に市長自らが乗り出すことも検討中。JR川崎駅近くの複数のビルに本庁舎機能を置く市も、昨年12月から着手した「働き方・仕事の進め方改革」の中で同様の対応が取れるか研究していく。

 
 

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